2011年02月27日

[BookReview1]統計のはなし

Episodeの内容を更に深く理解するのに役立つ書籍なども紹介していこうと思います。

第1弾として、私のデータ分析スキルの礎となった本を紹介します。

大村 平氏の「統計のはなし」「統計解析のはなし」です。
   

この本は、[Episode1]プロセス改善の成果を説明せよ!の参考書籍です。

私は、ソフトウェアプロセス改善業務に就く以前は、品質保証部門で製品試験などを担当しておりました。
更にそれ以前は、スポーツ用品の開発者という異色の経歴の持ち主です。
業務で統計手法を使う場面も無く、学生時代も学んだ記憶が有りません。(記憶に残っていないだけかもしれませんが)

という感じで、実は恥ずかしいことに品質保証部門に移るまでは、標準偏差という言葉すら知らなかったぐらいなのです。

品質保証部門では、統計手法を使いこなせなければ仕事にならない、という雰囲気が有りました。
職場には関連書籍が多数有りましたので、それを使って勉強をしようと試みましたが、難しすぎて3分と立たずに居眠り・・・


そんな時に本屋でたまたま見つけたのがこの本です。
少し立ち読みした際に、あまりの分かり易さに目から鱗で、これなら理解出来る!と確信したのでした。
そして、迷わず2冊とも購入して、すかさず一気に読んでしまいました。

分かり易いだけではなく、読み物としても非常に面白いのです。
例え話や冗談が、かなり古めなのですが、まあそこはご愛嬌ということで。
この本のおかげで、すっかり統計手法やデータ分析の面白さにハマッてしまいました。


ある時、職場の同僚と「標準偏差の計算式って、何でnだったりn-1だったりするのだろう?」という話をしたことが有りました。
その同僚は、「標準偏差の計算は、平均とは違って、n-1で割ることになっているんだよ。そんなことも知らないの?」と言われてしまいました。
彼は、母標準偏差を算出する時はnで割り、標準偏差の不偏推定量を算出する時はn-1で割るという違いを理解していませんでした。
品質管理の世界では、大抵の場合は標本抽出されたデータを扱うので、n-1で割ると覚えていても実務上は問題ないのですが。


この時に、実は仕組みや理屈をあまり理解せずに統計手法を使っている人が多いのではないかと考えました。

私は、数学の教師になろうかと考えたことが有るほど、昔から数学が好きでした。
そんなことも有り、どうせならきちんと理解したいし、それを分かり易く教えることが出来たらいいなー、と考えるようになりました。
こうして、基本的な統計手法を独学でマスターし、社内で研修講師をするまでに至りました。
その頃の想いが、このブログ作成にも繋がっています。
その意味では、私の人生を変えたとは言い過ぎかもしれませんが、そのぐらいこの本との出合いは私にとって重要なものだったのです。

ということで・・・
本の紹介というよりも、私の話になってしまい、申し訳有りません。

内容については、Amazonのサイトをご覧になった方が良いです。(無責任でゴメンなさい)
とにかく、統計手法を初めて学ばれる方、他の本で挫折した方には絶対にオススメの本です。

著者の大村 平氏は、これ以外にも数学を分かり易く解説した「〜のはなし」シリーズを多数書かれています。
私も全てを読んだ訳では有りませんが、10冊以上は読んでいると思います。どれもオススメです。

大村平氏の著作一覧



posted by koike0125 at 17:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
早速、ご紹介いただきありがとうございま〜す。
会社の図書にないか、見てみたいと思います。
Posted by らっち〜 at 2011年03月01日 00:47
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