2011年01月31日

[Episode2] アクションに繋げる見える化

Aちゃん目が、朝から険しい顔してPCに向かっている。またMさん猫から無茶なことを言いつけられたのか・・・

犬「Aちゃん、どうしたの?朝から険しい顔して」

目「ええ、実は昨日Lさんのプロジェクトのメンバーが工数を未入力だったので、入力するようにお願いしに行ったんですよ」
目「そうしたら、Lさんから少し厳しいことを言われてしまって・・・」

シーサー「工数入力をしろと言うが、それが実際なんの役に立っているんだい?上の人がコスト計算とかに使っているらしいが、普段私はその結果を見たことがない」
シーサー「何の役に立っているか分からないことに余分な労力は掛けたくないんだけどねぇ。ただでも開発者は忙しいのを君も知っているだろう。」

犬「ほう、いかにもLさんの言いそうなことだ。でも、たしかにLさんの言うことにも一理有るね。」

目「そうなんです。なので、悔しいからどうにかして、このデータがLさんに役に立つような形に出来ないか考えているんです」
目「以前にKさんから教わったExcelのピボットテーブルを使って工数データを集計してグラフ化を試みているのですが・・・」


犬「どれ、見せてごらん。うーん、着想は悪くないよ。でも、もう少し細かい点を配慮するともっと良くなるかな」
犬「最近、見える化という言葉が流行っているけれど、単に見えるだけでは物足りないんだ、見た後に何かアクションを起こさなきゃって気にならないとね。」

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posted by koike0125 at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 見える化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月30日

[Episode1]プロセス改善の成果を説明せよ!

そろそろ期末が近づいてきた頃、マネージャーのMさん猫から以下のような相談が

猫「Kさんがこの部署に来てから、精力的に改善活動を推進してくれているのは良く分かる。以前のような炎上プロジェクトは減ってきたような気がするし、不夜城と言われたこのグループも最近では22:00頃には人が殆どいなくなってきている」
猫「そのことを今度の経営会議でトップにきちんと説得力を持って説明しなければならないんだ。で、数値で示そうと思ってプロジェクトのリリースの予実差データを分析してみたんだけど、思ったような結果が出なくて・・・」

犬は心の中で
犬「ほう、Mさんがメトリクス分析をするなんて・・・シメシメ、でも、うまく行かないって、どんな分析をしたのだろう?」

犬
「Mさん、データ分析って、ひょとして年度毎にデータの平均値を取って推移を見たとかじゃあ無いですよね〜」
猫「えっ、それじゃあダメなのかい???」続きを読む
posted by koike0125 at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 1変数の分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブログを始めました

◆自己紹介
某メーカーにて、ソフトウェア開発のプロセス改善や品質保証の仕事をしております。
以前は、品質管理の仕事をしていた関係で、統計手法やデータ分析を得意としております。
そのまた以前は、スポーツ用品の開発をしておりました。体育会系の気合と行動力が身上です。

◆社外活動
主に日本科学技術連盟(通称:日科技連)のソフトウェア品質技術普及活動(SQiP)に携わっております。
    ・SQiPステアリング委員、普及推進小委員会委員長
    ・SQiP研究会副委員長
    ・同研究会特別コース「ソフトウェア品質保証の基礎」主査
    ・SQiPワークショップWGメンバー
他にJaSST東海実行委員なども。

TEF東海に所属しており、メトリクス勉強会なるものを主催しております。参加したい方は是非!
https://sites.google.com/site/teftokaimetrics/


◆外部発表
  ・本当のCMM
    http://www.juse-sqip.jp/honne/backnumber_002.html

  ・レビューの質と価値の定量化の提案(SQiPシンポジウム2008 Future Award受賞!)
   ※記事名は即活用!「レビューの質チェック票」
    http://thinkit.co.jp/article/856/1

  ・ソース・コード静的検証による,ソフトウェア品質評価の意義
    http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20100120/179432/


◆このブログを始めた目的など
 
調べてみたのですが、ソフトウェアメトリクスの具体的な活用方法を紹介したページがあまり無いことを知り、少しずつですが書いてみることにしました。
色々な方々とお話をしてみると、メトリクスの収集はしているのだけど、どうもイマイチ活用出来ていない人が多いようです。
そのような方へ少しでもお役に立てればという志を持っております。

なぜ、そのようなページがあまり見られないのかというと、やはり実際のデータを公表することに難が有るからでしょうか。
もちろん、その点は私も同様なので、あくまでもフィクションという形で記述します。
 
ですが、教科書的な内容ではつまらないので、私の実務体験をベースに出来るだけ現実的な内容にするつもりです。
よって、十分に実務で活用出来るものなので、実践してみてコメントなど頂けると幸いです。


◆このブログの楽しみ方

コンテンツとしては、主に「エピソード」「書評」に分けて書いていきます。
「エピソード」は、メトリクスの活用事例をストーリー仕立てで紹介します。
活用事例は、出来るだけExcelファイルなどで公開したいと考えています。
是非ともダウンロードして、ご自身のデータを用いて実践してみて下さい
そして、うまく行かない点など有れば、どんどんコメントをお寄せ頂けるとありがたいです。

ストーリーは、とあるメーカーのソフトウェア開発部門が舞台です。登場人物を紹介します。

犬 Kさん(主人公):プロセス改善スタッフ
プロセス改善や品質保証を担当。元々はハードウェアの品質管理部門に居たので、統計的手法などデータ分析に精通

猫 Mさん:ソフトウェア開発グループマネージャ
数あるプロジェクトを統括する上位マネージャ。Kさんの上司でもある。たたきあげだが、最近KKD(勘、コツ、度胸)の限界を感じ始め、メトリクスに関心を持っている

シーサー Lさん:プロジェクトリーダー
プロジェクトを完遂させるためには手段を選ばない。メトリクスに関して、やや懐疑的な想いがある

目 Aちゃん:アシスタント
ソフト開発の経験はないが、メトリクス集計、テスト、庶務的な仕事まで何でもこなす賢い娘


posted by koike0125 at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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